この記事は、こんな方におすすめ!
主任看護師として働いているが・・・
●主任看護師の仕事がつらい
●主任看護師を辞めたい
目次
主任看護師はしんどい、辞めたい?
管理職のファーストステップとなる主任看護師。
主任看護師は、師長や部長から後輩の指導などで期待を寄せられ、またスタッフからは仕事の悩みや相談をされる立場といえます。
しかし、周囲から頼りにされて嬉しい反面、これまでとの仕事内容の違いに戸惑い、「主任看護師を辞めたい」と感じている人も多いのが事実です。
その中でも、「周囲のスタッフとのコミュニケーションが上手くいかない」、「師長や部長と意見がぶつかってしまう」といった人間関係に関する悩みをもつ主任が少なくありません。
管理職へのステップとして避けては通れない主任看護師は、日頃どんな悩みを抱えているのでしょうか。
主任看護師を辞めたい?つらい?どんな仕事をするの?
そもそも主任看護師をはじめとして、師長・部長などといった管理職は、どういった仕事をしているのでしょうか。
主任の仕事は、スタッフの育成からはじまり、仕事の相談や指導、勉強会や研修の運営・管理まで様々です。一言でいえば、病院という組織全体をスムーズに動かすための役割を担っているといえます。
その中でも主任看護師は主に師長を補佐する立場であり、スタッフへの指導やシフト作成といった看護業務の管理など管理職と現場スタッフの橋渡し役となっています。
主任看護師はキャリアが10年前後の看護師が指名されることが一般的です。しかし、病院の規模が小さかったり人材不足のために、経験が浅くても主任としての役割を求められることがあります。
スタッフの時は、自分自身の仕事をしっかりこなすことが最優先でしたが、主任になると患者さんだけでなくスタッフにも目を向けなければならず、マネジメント能力・コミュニケーション能力が求められます。
主任看護師が仕事を辞めたい理由とは?
これまでの業務とは大きく異なる主任看護師の仕事。では、どんな時に仕事を辞めたいと感じているのでしょうか。
責任が大きい
主任になると、自分の仕事だけでなく、スタッフの仕事にも責任をもたなければなりません。
「たとえ自分自身が全く関係ないミスでも主任として謝らなければいけない」という状況に立たされることもあります。
また、スタッフの時とは異なり、管理職として病院経営についても意見を求められるという場面も。
そのため、主任看護師は病院を取り巻く社会情勢についても知識や意見をもっておかなければなりません。
デスクワークや会議が多い
患者さんからの「ありがとう」「あなたがいてくれて、よかった」という言葉を仕事のやりがいに挙げている方は、少なくありません。
その言葉だけで、夜勤の疲れや日頃のストレスも吹き飛ぶという方も。
しかし、主任になると患者さんと向き合う時間が少なくなり、代わりにスタッフや師長・部長と向き合う時間が多くなります。
シフトの作成から会議の出席、ベットコントロールや業務管理などデスクワークに割く時間が必然的に増えます。
また指導する立場になるため、患者さんと向き合う時間=苦情やトラブルに対応する時間となってしまうことも。
そのため、主任看護師はストレスが溜まりやすい立場です。
主任としての役割が果たせない
主任看護師になると、患者さんだけでなく、スタッフ・医師ともコミュニケーションをとる機会が増えます。
そこでは決められた仕事を正確にこなすだけでなく、看護技術はもちろんのこと、マネジメント能力・コミュニケーション能力が求められます。
実際に、「主任看護師=中間管理職」といわれているように、様々な意見・立場を考えてうまく調整しなければなりません。時にはスタッフに注意しなければならないことも。
そんな時、ついこの間までスタッフだった場合は、「主任になって、急に偉そうになった」などと陰口を言われて、孤立してしまうこともあります。
師長・部長にもなかなか悩みを相談できず、辞めたいと感じる主任も少なくありません。
師長・部長と合わない
主任看護師の上司にあたる師長・部長。
しかし、直属の上司である師長・部長とどうしてもぶつかってしまう・意見が合わないという問題は、看護の現場において珍しくありません。
主任はスタッフと師長・部長との間で板挟みになることがありますが、まだまだ経験が浅い主任の場合はどうしても現場の声を優先してしまいがちです。
その結果、「管理職としての役割を果たせていない」「病院経営について考えられていない」など「仕事ができない」として烙印を押されることも。
そうかといって、師長・部長の意見を現場に押し付けるわけにもいかず、主任看護師は難しい立場に立たされ、仕事を辞めたいと考えてしまいがちです。
スタッフが年上で指導が難しい
主任看護師になり、管理職という立場から年上のスタッフにも指導をしなければならず、充実していた仕事でも辞めたいと感じてしまうことがあります。
また、これまで経験してきた診療科目と異なる部署に異動になった場合はさらに指導が難しくなります。
というのは、異なる部署だとこれまでの知識・経験を活かすことができず、一からその科目について勉強しなおさなければならないケースが多いからです。
加えて、主任という立場から自分より知識が豊富なスタッフにも指導をしなければなりません。
また、「なぜ仕事ができないのに主任看護師なの?」と陰口をたたかれることもあり、結果的に辞めたいと考えるようになってしまいます。
主任手当が安い
スタッフへの注意・指導をはじめとして、シフトの作成、インシデント対応、クレーム対応やベッドコントロール、業務の確認などやらなければならない仕事は山積みです。
通常、主任看護師になるとお給料に主任手当が加算されますが、仕事量に対して手当が安いと感じている方も少なくありません。
主任看護師が辞めたい時の対処法とは?
せっかく主任看護師としてのキャリアを歩みはじめたのに、辞めるのはもったいない!
中には同期や先輩・後輩から引き留められて「主任看護師を辞めたい」と思いながら仕事を続けている方もいます。
主任看護師を辞める前に、まずは師長・部長に相談してみましょう。主任を辞めたいと感じるのには、何かしらの理由があるはずです。
「主任としての役割が果たせない」「仕事の量が多すぎて、プライベートの時間がとれない」など、お悩みは一人ひとり違います。
そして、師長・部長も主任だった時は同じような悩みを抱えていたはず。「主任看護師を辞める」と決めてしまう前に、まずは相談してみましょう。
似たような経験をしてきたからこそ、親身になって相談にのってくれます。
どうしても主任看護師を辞めたい看護師さんは?
「マネジメントが苦手」「人手不足で仕事が回らず、お給料も少ない」など、どうしても現在の職場では解決できない問題もあります。
「降格をして、看護スタッフに戻してほしい」「お給料をあげてほしい」と思っていても、なかなか難しいのが現実です。
そんな時は、一度転職活動をしてみましょう。看護師転職サイトなら経験豊富なコンサルタントがあなたのお悩みを聞き、適切なアドバイスをしてくれます。
また、「今すぐに転職は考えていない」という看護師さんも、一度今後のキャリアについて相談してみることをおすすめします。
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