【プレゼンや人間関係にも応用できる!】ロジカルシンキングの鍛え方!

ロジカルシンキング
この記事は、こんな方におすすめ!

自分の意見をうまく人に伝えられない

話が分かりにくいと言われる、口下手だという自覚がある

報・連・相が苦手で、いつも怒られる

ゆうた
あぁ、また喧嘩をしてしまった・・・
先生
喧嘩が続いているようだね。何か原因があるのかな?
僕の意見を全然理解してくれないんだ。何回も説明してるんだけど。
いったいどういう意見かな?
だから、あのぉ、昨日のニュースについて、あの人がこういう風に言ってたからそうなったんだって言って、それから・・・
それじゃあ、誰にも伝わらないよ。そうだ、そんなゆうたに今日はロジカルシンキングを教えてあげよう!
ロジカルシンキング?最近は、ブレインストーミングアンガーマネジメント・・・カタカナばっかりで嫌だなぁ!
まぁまぁ、これを学ぶと、友達もきっとゆうたの意見に耳を傾けてくれるよ!
本当に?よーし、さっそくロジカルシンキングについて見ていこう
ゆうたの良いところは、この純粋さだなぁ(笑)

ロジカルシンキングとは?

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングとは、複雑な情報や理論を分かりやすく説明するための方法です。

 

「なんか横文字でややこしそうだなぁ・・・」

「ロジカルシンキング・・・。聞いたことあるけどなんかめんどくさそう」

 

このように感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ロジカルシンキングという言葉自体は一見すると、とっつきにくそうです。

 

 

しかし、日常生活にロジカルシンキングを取り入れることによって「人間関係(上司・部下・同僚・友人・家族)が改善される」、「商談がスムーズに進むようになる」といったメリットを享受できます

 

 

多くの人は学生時代、似たような考え方・趣味の友人に囲まれて過ごしています。

そのため、多少話が論理的でなくても、結論自体が飛躍したものであっても受け入れられていたのではないでしょうか。

 

 

しかし、社会に出るとそういうわけにはいきません。

 

上司への報告・後輩への指導・勉強会での発表など、嫌でも論理的に話さなければならない機会が増えていきます。

また商談やプレゼンでは相手に自社のサービス・商品を魅力的だと思ってもらう必要があります。

 

 

年齢や性別・バックグラウンドが異なる相手を説得するのは、一筋縄ではいきません。

そこで登場するのがロジカルシンキングです。

 

ロジカルシンキングの「論理パターン」

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングには、いくつかの論理パターンがあります。

代表的なものとして、ここでは以下の3つを取り上げます。

・帰納法

・演繹法

・弁証法

 

帰納法とは

帰納法とは、個別・特殊な事柄から、普遍的なルールや事柄を見出そうとする方法です。

 

 

例えば、「Aさんから貰ったお菓子も、Bさんから貰ったお菓子も、Cさんから貰ったお菓子も全部甘かった」という3つの個別の事柄から、「お菓子は甘いものだ」という結論が導きだされます。

実際にはお菓子がすべて甘いというわけではなく、塩辛かったり酸っぱいお菓子もあります。

 

そのため個別の事柄が多ければ多いほど、より正確な結論を出すことができます

帰納法はビジネスの現場で使われることも多く、主として経営戦略やマーケティングなどに利用されています。

 

演繹法とは

演繹法とは、一般的・普遍的なルールを個別の事柄に当てはめていき、結論を得る方法です。

 

例えば演繹法の例として、「一生懸命勉強をすると良い会社に入れる。A君は一生懸命勉強している。だから、A君は良い会社に入れる。」が挙げられます。

 

しかし、この場合前提が間違っており、必ずしも「一生懸命勉強すると良い会社に入れる」とはいえません。

 

ここから、演繹法を使う場合は正しい前提条件を用いることが大切だということが分かります。

 

弁証法とは

弁償法とは、哲学的思考に近い考え方で、「世界や事物の変化や発展の過程を本質的に理解するための方法」です。

 

例えば、「勉強をしなければならない。でも友達と遊ぶ約束をしている。それなら、友達の家で勉強しよう(友達はゲームをしている)。」というふうに、弁証法を使うと両者を活かすこともできます。

 

ロジカルシンキングの考え方を学ぼう!

ロジカルシンキング

ここからは、より具体的にロジカルシンキングについて学んでいきましょう。

ここでは、以下の3つの手法をご紹介します。

・MECE

・So what/Why so

 

MECEとは

MECEとは「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」のそれぞれの単語の頭文字をとったもので、日本語訳すると、「重複なく・漏れなく」となります。

 

例えば、世界中の人間を2つのグループに分けるとして、「チョコが好きな人」「アイスが好きな人」という基準で分類すると、「チョコとアイス、どちらも好き!」「チョコとアイス、どちらも嫌い」という人が出てくるため重複や漏れが出てきてしまいます。

 

しかし、年齢を基準として「大人は20歳以上」「子供は19歳以下」で分類すると、重複なく漏れなく2つのグループに分けることができます。

 

So What/Why soとは

結論と根拠が適切につながっていることを確認するための方法です。

 

例えば、「勉強したいけど時間がない」という問題に対して、「なぜ時間がないのか」「つまりどうすれば問題が解決できるのか?」と深堀りしていきます。

 

この場合、

「勉強したいけど時間がない」(なぜ?)

「時間がないのは、TVやスマホで時間を浪費しているからだ」(なぜ?)

「TVやスマホは楽しくてやめられない」(つまり)

時間を作るためには、TVやスマホをなくせば良い!という結論に至ります。

ゆうた
確かに、ロジカルシンキングは便利だね!でも分かってはいるけど、ドラマの続きが気になってついつい観ちゃうんだよね!あっ、月9の時間!
先生
せっかくロジカルシンキングを学んでいるのに・・・

 

今すぐ実践!ロジカルシンキングを鍛える方法!

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングはマーケティングの理論などと同様で、知っているだけでは使えません。

また日頃からロジカルシンキングの考え方に慣れておくことも大切です。

ここでは、簡単に実践できる論理的思考方法をご紹介します。

 

素朴なことに疑問をもつ

例えば、「なぜお正月はハワイに行く人が多いのだろう」、「なぜ日本の道路は左側通行何だろう」などどんな些細なことでも構いません。

しかし、疑問を疑問のままにしておくのではなく、自分なりの仮説を立ててみることが大切です。

また仮説に基づいて友達や家族など身近な人とディスカッションを行うことによって、プレゼンテーションの力も同時に磨くことができます。

 

結論から話す習慣をつける

ロジカルシンキング

急いでいる時は特に出来事を時間に沿って話してしまいがちです。

 

例えばレポートの提出が遅れた時に、

「パソコンが壊れていて、やっとパソコンが治ったと思ったら取引先の担当者がおらず、やっと担当者と連絡が取れたと思ったらデータが全部消えていて、レポートの提出が遅れました」などと話してしまいがちです。

 

しかし、ここでの結論は「レポートの提出が遅れた」ことです。

そのため、まず提出が遅れたという事実の報告と謝罪を行い、そのあとに遅れた理由を付け足すようにします。

 

事実とそれ以外を分類してみる

例えばニュースなどでは事実とコメンテーターの意見が混じっていることが多く、新聞も同様です。

ここでは新聞などを使って事実とそうでない部分(記者の意見)を分類してみましょう。

 

そうすることで、論理的思考が鍛えられていざプレゼンテーションを行う場面でもロジカルシンキングを活かすことができます。

 

身近にあるものを分類してみる

ロジカルシンキング

例えばコンビニでお菓子を買うときに、お菓子を全体集合として、これを重複なく・漏れなく分類するにはどうすればよいかを考えてみます。

メーカーや価格など様々な切り口がありますが、自分なりに分類基準を考えてみましょう。

 

こういったことを繰り返すことによって、徐々にロジカルシンキングを習慣化することができます。

 

曖昧な表現をやめる

友達や親しい間柄では「めっちゃ」「すごく」などとくだけた表現を使ってしまいがちですが、できるだけ具体的な数字を使って表現するようにしましょう。

 

例えば大雨が続いている日は、「例年はほとんど雨がふらないのに、今年は10日連続で雨だ。これは計測史上の中でも2番目に雨が続いているらしい・・・」という風に、数字を使って話す習慣をつけましょう。

 

そうすることで普段から物事を比較して考えることができるようになります。

 

ロジカルシンキングのまとめ

ロジカルシンキングは一朝一夕で実践できるものではありません。

いきなり大切な会議や勉強会の場で使うのも考えもの。

 

普段、生活するうえでロジカルシンキングを使って物事をみることによって、少しずつ鍛えられていく力です。

ロジカルに物事を考えられるようになったと感じたら、友人や家族に話してみましょう。

その際にはしっかりと相手の意見も聞き、「なぜそう思うか?」「その意見の根拠は何か?」と疑問点を聞いてみるのがおすすめです。

 

また自分の意見に対しても、相手にアドバイスをもらいましょう。

思いもつかなかった理論の穴があるかもしれません。

 

忘れてはいけないのは、答えは決して一つではないことです。

同じニュースでも異なる切り口からみると、全く違ったものに見えてきます。

 

あとは実践あるのみ!

ぜひ、ロジカルシンキングを仕事や人間関係に活かしましょう。

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