この記事は、こんな方におすすめ!
中途採用で看護師として働いているが・・・
●中途採用なので、悩みを相談しにくい
●中途採用なので、十分な指導がない
中途採用の看護師の悩みとは?
一度働き始めて転職をすると、新卒とは立場が異なる中途採用として扱われるようになります。
一般的に新卒に対しては教育・指導などサポートが手厚い病院が多く、プリセプター制度がある場合は一対一で細かなところまで丁寧に教えてもらえます。
一方で中途採用の場合は即戦力とみなされるため、職歴が短く十分なスキルがない看護師さんでもしっかりとした教育が受けられないこともあります。
またその他にも「相談相手がいない」「仕事の内容に不満がある」といった悩みも見受けられます。
ここでは中途採用の看護師さんの悩みとそれぞれの対処法について解説していきます。
中途採用の看護師の悩み=仕事についていけない
看護師にはプリセプター制度があり、新卒の場合は一から教えてもらえますが、中途採用ではプリセプターがつかない病院が多いです。
そもそも中途採用は即戦力として扱われることから中途採用への教育制度が整っていないこともあります。
そのため経験が浅い看護師さんの場合は仕事についていけず悩みがちです。
仕事についていけないと悩む中途採用の看護師の対処法
中途採用の看護師さんのケースではしっかりとした指導が受けられないため仕事が覚えられず悩む看護師さんが多いですが、実際は病院や指導担当の看護師さんも同様に悩んでいます。
中途採用の場合はこれまでのスキル・経験が一人ひとり異なっており、「何をどこまで教えればよいのだろう?」と手探り状態になっていることも。
また中途採用の指導担当者が忙しい場合は、「最低限のことだけを教えておけば大丈夫だろう」「分からない場合は質問するだろう」と考えていることもあります。
そのため、疑問点は曖昧にせずにしっかりと聞いておきましょう。
「忙しそうで何となく声をかけにくい」「こんな時に声をかけたら怒られるんじゃないか」と不安に感じる場合は、普段からしっかりとコミュニケーションをとることをおすすめします。
中途採用の看護師の悩み=相談できる相手がいない
新卒で入職した場合は同期がいることもあり、ちょっとした愚痴や悩みも言い合えます。
また悩みを話すことでストレスが解消されるほか、アドバイスをもらえることも。
しかし中途採用の場合は同期が少ない、またはいないケースがあります。
特に規模が小さい病院や診療所・クリニックの場合は同期がおらず、また人間関係が密であることからなかなか相談しにくいということも少なくありません。
相談できる相手がいないと悩む中途採用の看護師の対処法
たとえこれまでの知識や経験・スキルが違ったとしても、同期がいるのは心強いです。
同期がいるほうが働きやすいという中途採用の方は7月や1月、2~3月を目処にした転職をおすすめします。
7月や1月はボーナス後というから転職者が多いほか、2~3月は年度末のため退職者数も多いため、中途採用の看護師さんも増える傾向にあります。
また既に中途採用で入職して同期がいない場合は「同期に近い時期に入職してきた人」「同じく中途採用で入職してきた人」を探してみましょう。
たとえ時期が違っても中途採用の看護師さん同士は共感できる部分が多く、悩みごとがあるときに相談にのってもらいやすいです。
人間関係で悩んでいる中途採用の看護師さんには、こちらの記事がおすすめです。
≫看護師の人間関係はストレスが多い!いじめの解決策はこれ!!
ストレスの原因について、徹底解説。人間関係をスムーズにするための方法も!また、「仕事が覚えられない」「セクハラ・パワハラにあっている」というお悩みへの対処法も紹介。
中途採用の看護師の悩み=責任がある仕事を任される
中途採用の看護師さんの場合はこれまでの技術や経験を見込んで採用されているため、責任のある仕事を任される場合があります。
実際に中途採用で入職した看護師さんの中には、「経験者だからという理由だけでいきなり現場に入らされた」「経験が浅いのに十分な指導をしてもらえなかった」という声も。
責任がある仕事を任されると悩む中途採用の看護師の対処法
中途採用で責任がある仕事を任される看護師さんは、やはり信頼されているといえます。
しかし、「まだ仕事に十分に慣れていないのに、こんな仕事を任されても・・・」「中途採用といっても経験が浅いから不安」といった悩みを抱えている看護師さんも少なくありません。
そんな時は、これまでの経験を振り返って自分ができること、できないことをはっきりと伝えましょう。
中途採用の看護師さんは新卒の看護師さんと異なり、より自主性・積極性が必要になってきます。
また仕事を任されて、「難しい・できない」と感じた時は、「どうしたらできるようになるのか」「仕事の完遂には何が必要なのか」を自分なりに考えることが大切です。
「中途採用なのに、こんなこともできないと思われたくない!」といった恥やプライドがあるかもしれませんが、ミスや医療事故が起こってからでは取り返しがつきません。
中途採用の看護師が転職で失敗しないためには?
中途採用の看護師さんの場合、「思っていた職場と違ったけど転職したばかりなのに、もう転職して大丈夫?」「転職回数が多くなってきて不安!」と悩んでいる方も。
働くうえで不安やストレス・悩みはつきものですが、以下に当てはまる中途採用の看護師さんは現在の職場で働き続けることを考えてみても良いかもしれません。
中途採用の看護師で転職を思い留まるほうがよいケース
・転職回数が多い
「旦那さんの転勤」「キャリアアップ」「家族の介護・家事や育児との両立」などの場合は問題ありませんが、「いつもなんとなく辞めてしまう」「これまで衝動的に転職をしてきた」など無計画に転職を繰り返している場合は要注意です。
看護師は資格職で需要も多く、若い頃は転職を繰り返してもさほど困りませんが、あまりにも転職回数が多い場合は面接でその理由を尋ねられますし、キャリアに一貫性がない場合は面接を受けても不採用が続くこともあります。
どうしても悩みが解決せず転職したい場合は、仕事を続けながら転職活動も並行して行うことがおすすめです。
・人間関係が原因の転職
学生の頃とは異なり、育ってきた環境も年齢も違う人と働くことは容易ではありません。
看護師さんに限らず、転職理由で最も多いのは人間関係です。そして人間関係の悩みはどこへ行ってもついて回ります。
まずは「任された仕事をしっかりこなすこと」が重要です。一見人間関係とは何も関係がないように思えるかもしれませんが、周囲の人はあなたが思っている以上にあなたの仕事ぶりを見ています。
また仕事に責任をもつことで自信にもつながり、周囲にも信頼してもらえるために悩みも相談しやすくなります。
そのほか、悪口などはできるだけ言わないように心がけましょう。仲間内だけで話していたとしても、噂話は必ず広がります。
中途採用での入職で、転職を思い留まったほうがよいケースがある一方で、たとえ「転職回数が多い」「人間関係で悩んでいる」といった場合でも転職を考えたほうがよいケースもあります。
中途採用の看護師で転職をしたほうがよいケース
・体調不良やうつ病などの傾向がある
看護師という仕事柄、夜勤はどうしても避けられず不規則な生活や人間関係からストレスは知らず知らずのうちに溜まっていくものです。
「疲れているのに、なかなか眠れない」「寝ても寝ても疲れが取れない」といった場合や、反対に「眠らなくても平気」といった状態が長く続き悩んでいる場合は一度病院に行ってみましょう。
体調不良やうつ病の傾向がある場合は十分な休養が必要ですが、無理をして仕事を続けていると取り返しのつかないことになってしまいます。
「転職したばかりで、キャリアに傷がついてしまう」「せっかく苦労して転職したのに」といった気持ちがある場合は、まずゆっくりと休んでから今後について考えましょう。
以下の看護師転職サイトは転職のサポートだけでなく今後のキャリアについても相談にのってくれるためおすすめです。
特に医療ワーカーは常勤だけでなく非常勤でのお仕事も紹介してくれるため、自分に合う職場をじっくりと見つけたい看護師さん向けです。
転職を考えている看護師さんは、2つのサイトに登録しておきましょう。
»看護師の中途採用の時期はいつがベスト?月ごとの求人傾向も!
転職時期について悩んでいる看護師さん向けの記事!「今すぐ転職したいけど、今転職して大丈夫なの?」と考えている方におすすめ。
»中途採用の看護師って夜勤はいつから始まるの?その注意点とは?
中途採用の看護師の夜勤について。注意点とは?中途採用で夜勤を不安に感じている方におすすめの記事。
»看護師がクリニックへの転職を成功させる志望動機の例文を紹介!
「クリニックへの転職を考えている」「クリニックに転職する際の志望動機が知りたい」という看護師さんに向けての記事。クリニックでの働き方から、クリニックが求めている人材まで幅広く紹介しています。クリニック転職成功のコツも!