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モチベーションが下がった時の状況とその解決法について、実際に看護師さんに聞いてみました。
では、早速みていきましょう。
- 看護師のモチベーションの上げ方【アンケート調査結果】
- 休みの日を目標にしてモチベーションを上げた!
- 大泣きしてストレスから解放され、モチベーション回復!
- 目標を近く・簡単に達成できるものに設定し、モチベーションアップ!
- やっぱりモチベーションアップには人間関係が大切!
- 自身の看護観振り返ることが大切!
- 1年目でモチベーションが下がったが、同期に相談して解決!
- ストレスはモチベーションの大敵!愚痴を話してストレス解消!
- 精神科でモチベーションを保つ為には諦めも一つの方法!
- 低評価はモチベーションが下がる原因!
- 手作りごはんでストレス発散!
- モチベーションが低下したら、転職も問題解決方法の一つ!
- ストレスコーピングは患者さんを看てアセスメントすること!
- ボーナスでモチベーションUP!
- モチベーションが下がった時は、仕事グッズを新調!
- 患者さんとの関わりがモチベーションを上げるコツ!
- 日々の頑張りや積み重ねでモチベーションアップが向上!
- モチベーションを高めるために資格を取得!
- 気持ちを切り替えてストレス解消!
- ストレスが溜まったときは、笑いと旅行!
- 管理職はストレスが溜まりやすい!
- カラオケやショッピングでストレス発散!
- 看護師としての目標設定でモチベーションを高めた!
- 夢を持つことがモチベーション維持のコツ!
- 趣味を楽しんでモチベーションを保つ!
- オフの時間を充実させて気持ちを切り替える!
- モチベーションが下がり、転職を決意!
- オフの時間を充実させて気持ちを切り替える!
- モチベーションが下がった時は、割り切って考えることも大切!
- 勉強会などに参加してモチベーションを上げた!
- モチベーションが保てない時もあると割り切る!
- 看護師のモチベーションの上げ方についてのまとめ
看護師のモチベーションの上げ方【アンケート調査結果】
※以下の()は、(ペンネーム/性別/年齢/住所/科目または病棟)です。
休みの日を目標にしてモチベーションを上げた!
働き始めて1年目の時に上席看護師へ紙カルテの指示受けの方法について分からず確認し、教えてもらった方法でやったが、次の勤務者へ申し送りをした際にやり方が違うと怒られた。
しかし、仕事以外での趣味や旅行など自分の好きなことを予定に入れて、次の休みまで頑張れば楽しみがあると思うとモチベーションが上がる。
(yu1/女性/26/岡山県倉敷市/脳神経外科)
大泣きしてストレスから解放され、モチベーション回復!
新卒で入職1年目の半年経ったころでした。仕事から帰って自宅で自己学習をして翌日出勤という感じで働いていました。
しかし勉強してもしても先輩から度々きつく注意されたり、何をするにも後ろから見られていたりというプレッシャーから過度の緊張をしてしまい、うまく仕事ができず毎日泣いていました。
他に同期もいなかったので相談できる相手もおらず、一人で抱え込み、それがストレスとなってモチベーションが下がり続けていました。
車通勤をしていたので帰りにドライブに行って、車の中で大泣きしながらドライブしてました。大泣きしてすっきりしたところでコンビニでコーヒーを飲んで帰るというストレス発散法で何とか乗り切っていました。
ストレス発散したことで落ち着いて落ち着いて仕事もできるようになり、先輩からほめてもらえるようになり、少しずつモチベーションを上げていけました。
(ゆきち/女性/26/兵庫県西宮市/整形外科)
目標を近く・簡単に達成できるものに設定し、モチベーションアップ!
日常の看護業務以外の委員会や係の仕事が自分に集中し、残業が増えた時。卒後8年目にチームリーダーとなった時のことでした。
達成目標をごく近くに、まだ容易に設定して毎日達成感を味わえるようにしたこと。部下を育てることでチームがスムーズに運営できるようにしたこと。
これまで多くの人に助けてもらっていたことを痛感し、業務を継続したいと思ったのでモチベーションは上がったと考えています。
(naura/女性/46/神奈川県茅ヶ崎市/急性期病棟)
やっぱりモチベーションアップには人間関係が大切!
看護師としての経験は、学生時代から含めると25年になります。
モチベーションが下がる時は、仕事がなかなか進まなかったり、(忙しすぎて)休みが思うようにとれなかったり、ヒューマンエラーがあった時です。
ちょっとした間違いでも、医療現場では患者様に迷惑をかけてしまいます。生死にかかわるエラーでなくて、小さなエラーでも落ち込みます。
モチベーションを上げるためには、普段からのスタッフ間の人間関係をよくするように努めています。
(youko/女性/52/徳島県吉野川市/一般病棟(二次救急病院で、内科外科・脳外科・整形外科など多くの科の患者様を受け入れ))
自身の看護観振り返ることが大切!
私のモチベーションが下がる時は、配属・就職して3年目以降です。
それまでの緊張感も解け、少しずつ周りも見えてくるものです。
始めは何も思わず、教えられた通りに仕事をこなしているのですが、それまでしていた業務に疑問を抱いたり、一緒に勤務する方々の人柄も見えてきます。
その中で、理不尽なことがつづいたり、頑張りに見合わない報酬などが根底にあると、モチベーションは保てなくなります。
また、仕事が多忙過ぎて、流れ作業のように業務をこなす日が、2週間以上続くと、自分の仕事は一体なんだろうかと見つめることがあります。
忙しい中でも、患者さんと向き合うことを忘れないように、自分の看護をしっかり振り返ることです。
当たり前になっている業務の中でも、より良くしようと、自分なりに改善しようと試行錯誤するのです。
業務改善の目的もありますが、実はモチベーションが下がっている現状を打破しようとしているのかもしれません。
上手くいかなかったり、なかなか効果が得られなかったりした時には、モチベーションは上がりませんが、上手くいったときには上がっていきます。
(クローバー/女性/34/岡山県赤磐市/皮膚科)
1年目でモチベーションが下がったが、同期に相談して解決!
働いて1年目で、プリセプターの厳しい指導でかなり凹んで辞めたいとまで思いました。課題が多くてかなりモチベーション下がってましたが、他の同期に後から聞いた話では、特別私のプリセプターが厳しいとのことでした。
1年目で忙しい時はなかなか同期と話す時間もとれないかもしれませんが、気軽に相談してみたり色んな情報交換をすることで気持ちもかるくなり、モチベーションもアップすると思います。
自分の置かれている状況を客観的に見ることができて、モチベーションもアップすると思います。
(サトコ/女性/26/兵庫県宝塚市/総合外科)
ストレスはモチベーションの大敵!愚痴を話してストレス解消!
私は今年で勤続12年目になりますが、今までで1番モチベーションが下がってしまったのは11年目の去年でした。
管理職を除くと中堅からトップにあたる立場でもあり、職場のスタッフともうまく働けていたので愚痴は言っても楽しく働いていました。それが変わってしまったのは師長が変わってからでした。
病棟師長は基本的に3〜5年で変わりますが、その師長が来てからというもの、病棟は常にバタバタしている状態でした。
病棟にどんな患者さんがいるのか、1人1人のスタッフがどんな能力があるのか、病棟の事を何も知ろうとせず、やむを得ない仕事で遅くまで残業している若いスタッフには心無い言葉を浴びせる始末でした。
勤続10年前後のスタッフ数人で師長と直接話し合いをした事もありましたが、全く変化はありませんでした。若いスタッフを守る事も出来ない歯痒さや、途切れる事のない忙しさに完全にモチベーションが下がってしまいました。
最初は話し合いをして理解してもらおうとしましたが、それが不可能だと分かってからはとにかく病棟のスタッフ達と食事に行ったり遊びに行ったりと、愚痴を言い合う時間を増やしました。
もちろんそうする事で勤務環境が変化する訳ではありませんが、皆が同じ思いで頑張っている事を確認出来ることで保つ事が出来ていたように思います。
普段でも、忙しさや上手くいかない事があってモチベーションが下がりそうな時は人と話す事でモチベーションが下がりきらないようにしています。
(みーちょこ/女性/34/北海道札幌市手稲区/脳神経外科)
精神科でモチベーションを保つ為には諦めも一つの方法!
看護師3年目です。精神科に所属しています。
精神科でモチベーションが下がることがあった事例として、まず患者様の容態急変にて、暴言や暴力の被害者になったときです。その時は無我夢中で仕事をしていますが、落ち着いたときにやはり怖いという気持ちになってしまいました。
その気持ちを先輩に伝えましたが、それでは駄目だと言われ自分の気持ちを受容してもらえませんでした。また、患者様と共に生活環境を整えていく上で、患者様ご自身の協力が得られず、数カ月、年単位で時間が費やされていく時です。
自分と相性の良い患者様と過ごすことで自己肯定できる場面を作ります。どんな場面においても、私達は最終的に人間なので感謝されることが喜びになると思うのです。
また、最終的にはその患者様を自分の中で諦めてしまうこともどこかで必要になります。精神科なので、本当に様々な方がいます。
(りゅーき/女性/26/熊本県菊池市/精神科)
低評価はモチベーションが下がる原因!
看護師として働き始めて11年目。
人手不足やトラブルが原因で忙しい状況で何とか業務を無事にこなすことが出来ても上司からの評価が低いもしくは悪かった時は非常にモチベーションが下がります。
特に業種の違う上司からの叱責が多いのでイライラします。専門分野が違うから口出しされるようなことじゃないのですが。
あまりにも的が外れた叱責をしてくる上司には影で「アンポンタン」や「とんちんかん」などのあだ名を付けて、同僚と愚痴を言い合いします。
愚痴を肯定してくれる同僚がいてくれることでモチベーションは回復できました。
(ティル/女性/32/広島県福山市/内科)
手作りごはんでストレス発散!
新卒として働き始めて比較的早い段階でした。
急変や亡くなる患者さんが重なる状況の中、自分は新人でまだ知識や技術・気の回らないことばかりだったので、なにも患者さんの力になれないし役に立たないという無力感におそわれました。
とにかく自炊をして、辛い気持ちを忘れる時間を設けるようにしました。
一人暮らしだったので家に帰ってから食事を用意するのは身体がきついときもありましたが、買ってきた出来合いの食事は個人的に虚しくなるので手作りの温かいご飯を食べることで気持ちをリセットしていました。
もともと好きだった料理をすることでそれに集中して無心になれました。また料理する時間を気持ちのリセットタイミングにしていたので、頑張ろうという気持ちになりました。
(林 那優佳/女性/29/福岡県/内科)
モチベーションが低下したら、転職も問題解決方法の一つ!
入職2年目のときです。身寄りのない生活保護のご老人が心筋梗塞で運ばれてきたときです。
当院では治療困難なため本来は転送になりますが、高齢なことと身寄りがないこと生保であることを主治医が知ると転送せず様子を見ると言いだしました。
しかし、当院では治療できないため死を待つほかありません。
しかも、患者は激痛にうなされているのに主治医はさっさと自宅へ帰ってしまいました。看護師達は途方に暮れて他の医師へ助けを求め、処置が再開されました。
こういった医師にそもそも助けようという気がない、救命スキルがない、患者を思いやる心がない状況には本当にモチベーションが下がります。
小さな病院ではこういった問題が多いのではと思います。結局のところは医療を受けられるかは、お金と運の問題なんだと思い知ります。
対処療法ですが、できるケアはきっちり行うように日々勉強はします。また、そもそも、なぜ看護師になったのか、看護師になり何をしたかったのかを考えながらケアや勉強に当たっています。
患者や家族に一番近いからこそ、限られた中でもできることは多いと自分に言い聞かせています。
根本的な問題が変わらないとモチベーションは変わりません。病院を変える他ないかなと考えています。
(ドードー/女性/25/埼玉県/急性期)
ストレスコーピングは患者さんを看てアセスメントすること!
新人看護師として初めて病棟看護師になった時には、看護師としての基本技術もまだ身についていなかったため、全ての診療上の世話をする時には常に気を張っていました。
始めから予想していたことではありますが、自分の想像以上のものであったため、この緊張によるストレスが日に日に積み重なっていったと思います。
また、夜勤が始まると病棟看護師の人数も減り、自分が担当する患者数も必然的に多くなります。幸い夜間に、緊急事態や急変といった状況に遭うことはなかったですが、知識が不十分な自分に、夜勤を任すことは難しいと言われ、当たり前のことですが、自分の知識のなさに涙しました。
私のモチベーションの上げ方はいくつかありました。一つ目は患者さんと話すことです。
ナースステーションにいてカルテを見たり、検査結果を見ることはもちろん大切でしたが、患者さん本人を看てアセスメントすることで有益な情報をとれましたし、何よりも患者さんからの「僕は手術を受け、薬も処方してもらっている。でも、あなたと話しているのが一番の治療だよ」と言われました。
その当時の私は、まだ病棟看護師として入ったばかりでした。初めての科ということもあり、実際に経験したことのない看護技術を行うこと、回診につくことなどもありました。
二つ目は同期の看護師と仕事終わりに食事ないしは飲みに行くことです。
通勤していた病院が駅の近くにあり、一歩外に出ると話ができるレストランや居酒屋はたくさんある立地でした。他の若手看護師も、ベテラン看護師に対する思いや新人看護師として思うことは重なる部分は多々あり、お互いに気持ちを共有したり、励ましあいながら過ごしていました。
三つ目は休日の過ごし方です。私は性格上、何か嫌なことがあっても一晩寝ればリセットできるため、アラームをセットせず、気の済むまで寝ていました。
仕事がある時は、勤務開始の1時間前から病棟に入り、カルテなどから情報を収集して朝の申し送りに備えていました。もともと朝型ではない私にとって、朝早くに起きて準備をする日々は辛いものでした。
その分、休日は家でゆっくりできる時間を長くとり、音楽を聴いたり、テレビをみたり何も考えずに気の赴くままに生活するしていました。
ストレスのコーピングは人によって違うので、外で友達と会ったりアクティブに動くことが正解ではないため、私はその時の自分の気持ちに正直に動いていました。
好きなことをすることで気持ちをリセットすることができ、下がったモチベーションを元に戻すという状況を繰り返していました。
(みりみり/女性/29/北海道札幌市/整形外科)
ボーナスでモチベーションUP!
看護師として働き始めて20年目です。
育児と仕事を両立させるため、病院勤務から施設勤務に転職しました。
働き方としては楽になりましたが、給与、賞与面での待遇が病院に比べると悪く、また退職金も少なくモチベーションが下がりました。
ボーナス時は、日頃頑張っている自分への御褒美として高価なものを買うことでモチベーションを上げています。
楽しみが出来たことでモチベーションは上がりました。
(ゆうママ/女性/41/秋田県湯沢市/脳神経外科)
モチベーションが下がった時は、仕事グッズを新調!
初めてのモチベーション低下は看護師になって1年目、誤薬によるインシデントを起こしたときです。
看護師を続けることに不安を感じました。
あとは医師や先輩看護師に注意を受け、自分の知識のなさ、技術不足を感じたときです。
仕事に使うグッズ(ペン、メモ帳、聴診器など)を新調して気分転換しました!
あとは、本屋さんに行って所属科の参考書を眺め、気になるものは片っ端からページをめくりました。
新しいものは、気分を上げてくれます!本屋さんに行くと、自分の知らないことが見つかって新しい発見がありますよ。
(エンドウ豆/女性/30代/神奈川県大和市/内科)
患者さんとの関わりがモチベーションを上げるコツ!
私は看護師の仕事に就き20年になります。
看護の仕事は患者さんとのかかわりがとても大切です。
その部分を軽視し、患者さんの申し出を軽くあしらったり、その患者さんに対し十分な説明もしないまま長い時間待たせたりする光景を目の当たりにしたときにモチベーションが下がります。
看護師の仕事に就く前に営業の仕事をしていました。そのためお客さんとの関わり方には注意しています。
私が自分のモチベーションを上げるために行っていることは特別なことではないのかもしれませんが、外来で診察を待っている患者さんに挨拶をすることで患者さんが話しかけてくれるきっかけを作っています。
患者さんに挨拶をすることで患者さんから話しかけられたり、新たな症状を診察前に知ることができたりすることがあります。
常に新たな訴えがあるわけではありませんが、続けることによって訴えを聞けることもあります。このときはモチベーションは上がります。
(しげる/男性/46/宮崎県日向市/整形外科)
日々の頑張りや積み重ねでモチベーションアップが向上!
看護師として13年目となります。
ずっと病棟勤務でしたが、11年目の時に現在の手術棟に異動になりました。
病棟では呼吸器内科に長く居り、呼吸療法認定士の資格をとったり、患者さんのケアに関する講習会も様々受け、中堅という立場もあり、日々自信とやりがいを感じながら働いていました。
ところが手術棟に異動になり、まったく違う環境、今までの知識や経験をほとんど生かすことができないこと、覚えることの多さ、なにより患者さんのケアを通して感じていたやりがい感を感じれず、かなりモチベーションが下がり、辞めることも考えたほどでした。
簡単に辞める訳にもいかず、とりあえず辛く辞めたい期間はただただ頑張りました。夫に愚痴をこぼしながら。
わからないことだらけだったので、あとは術式や器械について勉強し、それでもわからないときは聞いて、とにかくその日の担当の手術についていこうと、頑張りました。どうしても辛いときは、夫に愚痴をこぼしたり、気の合う同僚と飲みに行ったりして、あまり溜め込まないようにしました。
すぐにはモチベーション上がったということはなく、これ以上下がらずに済んだ…という期間をなんとか乗り越えました。
ただ、日々の頑張りや積み重ねをおよそ2年続けて、できることが増えたことがモチベーションが上がることにつながりました。モチベーションをあげるというのは、自分自身頑張った結果、なし得ることだと思います。
(ジャスミン/女性/34/秋田県由利本荘市/手術室)
モチベーションを高めるために資格を取得!
看護師5年目、新人教育、委員会の仕事、リーダー業務、勉強会・研修の参加と日々業務に追われ夜勤もリーダーを務めると精神的に負担も増してきます。
責任ややりがいを感じながらも、自分の力不足を感じていたため負担に感じてしまい周りの同期や先輩と比べてモチベーションがさがってしまうこともありました。
知識・経験不足により自分は対処できるのかという不安に対しては勉強したり、新たな資格をとり自信を少しでもとるように努力しました。
透析技術認定士やACLSの資格取得です。あとは周りのスタッフとコミュニケーションをとり仕事をしやすくすることです。
(もみじ/女性/30代/愛知県名古屋市/ICU)
気持ちを切り替えてストレス解消!
手術室で働き始めて半年経った頃、よく経験している手術には多少慣れ、少し余裕ができていました。
いつものように患者さんが入室する前にルートの準備をし、入室後ルートの確保を行おうとしました。
その時私は外回り看護師の頭だったので、実際にルートをとったのはサブでついていた先輩看護師でした。私はルートを先輩に渡すため、持って待っていました。
針が入ったので先輩にルートを渡したところ、先輩が手を止め黙ってクレンメを開けルート内を液で満たし始めました。ルートが液で満たされていなかった、つまり事前準備が不十分だったのです。先輩が気が付かなければ、血管内に多量のエアが入るところでした。
私はとてもショックでした。点滴の準備は毎日行っている行為で、その日特別忙しかったわけでもミスが起こるような状況でもありませんでした。半年もたつのに、こんな初歩的なミスをしたのが悔しかったですし、周りの先輩たちから「やっぱりまだ新人ね」と信用を落としてしまったのも悲しかったです。
そして何より自分のことが嫌になりました。どうして渡す直前に気づかなかったのか、半年もたつのに何も成長していないのではないか、ミスの許されない現場で看護師として向いていないのではないかと、かなり落ち込みました。
自分が失敗したときに、人に話すようにしています。
同期に話すのは悔しいので、「現場で一番よく気にかけて下さる先輩」か「現場と全く関係ない年上の友人など」です。
話すときに失敗した事実だけではなく、そのことでどのように気落ちしているのかも具体的に話すようにしています。そうすることで、相手もコメントしやすいですし、自身も「今こんな気持ちなんだ」と整理することができます。
結果、気持の切り替えが早くできました。年配の方は経験も豊富ですし、フォローも上手です。気持を切り替えやすような言葉をかけてくださいます。
(しげ/女性/25/大阪府南河内郡/手術室)
ストレスが溜まったときは、笑いと旅行!
看護師として現在6年目。
卒業してすぐに脳外科に希望で入る事が出来たが、入って2ヶ月目には環境の変化や日々の業務へのプレッシャーに勝つ事ができずモチベーションが下がってしまいました。
モチベーションが下がっているときは「なんで自分はこんなにもできないのだろう」と悩む事が多かったです。そのため、同期とご飯を食べにいきとにかく話して笑ってを繰り返す事でなんとかモチベーションを維持。
お互いにいいところを言って褒め合い、モチベーションをあげていました。又、旅行が好きなので半年に1回は旅行に行くこともモチベーションをあげる方法の一つでした。
とにかく笑うことでモチベーションは上がります。考える事がいつのまにか苦痛になってくるので、モチベーションが下がったときはとにかく誰かと一緒に出かけて今もモチベーションは維持できています。
(ホースカロライン/女性/26/東京都中野区/脳外科)
管理職はストレスが溜まりやすい!
私は忙しい日でも暇な日でも勤務時間内はしっかりと働きたいのですが、忙しい日でもできるだけ働かないで1日を終わらそうとするスタッフがいるとモチベーションが下がってしまいます。
看護師としての年数が上がっていき5年目くらいになると、リーダー業務をすることが多くなるので、そのような時は暇そうにしている人を見つけると受け持ち以外の仕事を頼んで、なるべく動いてもらうようにしていました。
指示したその時は動いてくれるのですが、その他の時は全く変わらずで、私のモチベーションも上がることはありません。
(よりこ/女性/31/神奈川県横浜市青葉区/内科)
カラオケやショッピングでストレス発散!
看護師3年目で部署の中でチーム移動があったとき。「3年目なのにこれもできないの?」と新しい先輩に言われ、モチベーションが下がりました。
先輩に言われたことは勉強して、「ここまで勉強しました」とわかるようにノートなどを見ながらアピールしました。先輩の機嫌が悪そうなときはできるだけ近づかないようにしました。
休みの日はカラオケやショッピングでストレス発散をしていました。
できること、わかることが増えるにつれて、やりがいは感じられるようになりました。先輩がちょうどその年で退職したので、その後は小言を言われることなく働けました。
(はなナース/女性/31/鹿児島県鹿児島市/ICU)
看護師としての目標設定でモチベーションを高めた!
働き始めて3ヵ月目、1年目くらいにモチベーションが下がりました。丁度そのくらいの時期は仕事が忙しく、ただ目の前の仕事をこなす毎日で看護師としての目標が明確になくて、気持ちが下がっていました。
1年目の半ばくらいから看護の研究や委員会が始まり、日々の業務の中でも自分自身で取り組むべき課題が出来た時にモチベーションが上がりました。以来、自分自身の短期的目標、長期的目標を具体的に掲げて仕事に取り組んでいます。
現在も目標を立ち止まって見ることで、上がることが出来ています。
(A.I/女性/34/東京都渋谷区/小児科)
夢を持つことがモチベーション維持のコツ!
33年目、その部署で長期間働き慣れて来た頃です。
働きだした時には覚える事も多いですが、得た知識や技術を使いケアを行うことが楽しく思えます。更に研究発表や後輩指導などにも関わり刺激もあり仕事が充実します。
しかし、長期間同じ部署にいると慣れが出てきて流されて仕事しているようになり、不平や不満が出てくるようになる気がします。そうなるとモチベーションが下がってくると、私はいつも思っています。
夢を持って新しい事に目を向けるようにしています。海外で働く事に夢を持ち、当初は先進国でしたが後に途上国支援に興味がわき、JICAでのボランティア活動に2回参加する事ができました。また更に夢を追って、足りない部分を振りかえり今努力をしているところです。
途上国で活動すると、日本の看護の素晴らしさを認識でき、その中で働ける事に感謝して日々仕事しています。
(大坂けい/女性/55/大阪府大阪市城東区/NICU)
趣味を楽しんでモチベーションを保つ!
看護師として勤務するにあたり、モチベーションが下がる状況はいくつかありました。
一度目にモチベーションが下がってしまった時は、看護師になって一年目の時です。突発性難聴になってしまい、パルス療法と一時療養という事で、一週間の入院にてパルス療法を受けました。
発症した時期は8月だったので、入職し夜勤なども覚え始めたところだったので、とてもモチベーションが下がってしまったのを覚えています。ですが、これ以降耳やめまいに関する体調不良と現在に至るまで付き合っていくことになるので、自分の弱点を知ることができたいい機会になったとも思います。
看護師資格を頂いてからすでに8年程度経過していますが、働いていくうちに自分自身の弱い部分を発見することができましたし、自分と向き合う機会がありました。
それは私にとって大きな経験になりました。
経験年数が経つにつれて、自分自身を知ることができ、自分はナースとして何が好きなのか、どういう事が好きで、どういう反応や効果が見たいのか、などを知ることができたと思います。
自分自身を例に挙げるとするならば、机上で小難しいことを考えたり、同じ立場のスタッフの批判をしているよりも、実際にベッドサイドへ赴きコミュニケーションを行うことや、日常的なケアや清潔ケアを行って、さらに感謝の言動を頂ければ、私にとって至高と感じることができました。
確かにスタッフとのコミュニケーションも楽しいには楽しいですが、それ以上に患者様とのお話の方が意義があるように感じていましたし、情報や感情を受け取ることが出来て直に看護につなげることが出来て、非常に楽しく思っていました。
自宅に帰ってからも、自分の好きなことをするのも大いにモチベーションを上げることに役立つと感じたのは、自分の趣味の時間を持つことが大きいと思います。
世間では趣味がわからない、と言われることがありますが、それは何でもいいのです。他人の理解を得られないことかもしれなくても、自分が楽しい、好きだと感じることを、余暇に充てます。
30歳手前にした私も、こっそりとした趣味があります。読書やお絵描きもそうですが、ゲームもしますし動画もみます。動画サイトでゲーム実況を見て一緒にホラーを楽しんだり、ゲームのシナリオをコンプリートしたり、楽しむことを優先します。
大人になればなるほど、自分の時間を確保するのが難しくなるとは思いますが、私自身は時間の長さではなく、質が重要だと思っています。
家庭をお持ちの方でしたら、自分磨き、友人との旅行などもいいかもしれません。結婚前の好きだったことも、きっとモチベーションを上げる一つの方法になるのではないでしょうか。
私自身は無理をするとストレスが体調不良に明確に出てきてしまうので、適度な息抜きは必須になってしまいます。なので、私が看護師を続けていくためには、前述の息抜きは必須になります。私の場合はモチベーションが上がったと思います。
(ゆえ/女性/28/奈良県奈良市/神経内科)
オフの時間を充実させて気持ちを切り替える!
看護師歴19年目です転職した時、あまりにもエビデンスンにそぐわない看護行為をしているとき、何を根拠にそんなことしているのか、がっかりした。
また、患者さんを抑制だらけにしている様子が愕然とした。なんとかならないかと、行ったところ「昔かからこうですから」と言われた時。
何を言っても仕方がないかと、あきらめるしかないと自分に言い聞かせた。また、輸液ポンプやシリンジポンプの位置をこっそり、適切な位置に変えておいた。
これで、気が付いてくれるだろうとの祈りを込めて。職場ではそんな雰囲気なので、OFF時間を長くして、気持ちの切り替えを図っています。
徐々に下がっているのがわかります。病院全体が、特に看護部長が仕事をしないので改善されないでしょう。と、あきらめ始めたら、モチベーションは上がりません。
(まー/男性/47/静岡県三島市/脳外科・神経内科・整形外科)
モチベーションが下がり、転職を決意!
看護師として働き始めて5年目の時にモチベーションが下がりました。
その当時透析科のクリニックで働いていました。外来の透析サテライトですので、ある程度の事は出来るようになりました。
もし、何か急変する事があってもクリニックでは出来る事は限られていました。
自分の出来る事の限界も感じてモチベーションが下がりました。
新たな仕事を担当させてもらう事にしました。
透析科では3年目でしたので、通常の業務は難なくこなす事ができていました。
そこで治験や業務改革等の部分で携わる事で新たな自分の出来る事を開拓していきました。
モチベーションは上がりました。その後は又同じ様にさがり、結局は新たな分野も勉強したいと考えて転職する事にしました。
(やまな/女性/33/大阪府大阪市天王寺区/透析科)
オフの時間を充実させて気持ちを切り替える!
看護師5年目です。
担当している患者さんが亡くなられると、最期に何も出来なかった自分に無力感を感じモチベーションが下がります。
図書館等に行き、エンゼルケアや死にゆく人の心理過程と援助の方法等がテーマの参考書を読み、自分の気持ちを整理し、次の看護に繋げられるよう工夫しています。
気持ちが整理され、また頑張ろうという気持ちになりました。
(ぐるーん/女性/32/東京都杉並区/総合内科)
モチベーションが下がった時は、割り切って考えることも大切!
看護師として働き始めて8年目のことです。
引っ越し先で長く勤めたいと思い、通いやすい近場の訪問看護ステーションに入職しました。
初めての訪問看護ということで、手取り足取り優しく教えて下さいましたが、徐々に一人で訪問する件数も増え、スタッフから求められる看護やアセスメントが高く感じるようになりました。
精一杯やっているつもりが、『なんでそうしたの?この人はこうなんやからここまでしないと!なんでそんなことするの⁈』とスタッフの態度が明らかに冷たくなりました。
毎日毎日怒られ、『私の今までの看護師としての経験はなんだったんだろう。こうも出来ないものかな』と次第に体力的にも精神的にももう耐えられないと辞表を出そうと思ったほどです。
まずは何故怒られているのかを冷静に、客観的に考えるようになりました。それは自分が怒られて当然のことをしたのかどうか、怒られても仕方ないことなのかを考えるようにしています。それで納得がいかないなら、自分を過剰に責める必要はないと心の中で思うようにしています。
入職して三ヶ月で退職しようと思いましたが、割り切って考えることで今はスタッフとの関係も上手くいっています。
(ますゆか/女性/28/兵庫県宝塚市/訪問看護科)
勉強会などに参加してモチベーションを上げた!
看護師11年目です。
モチベーションが下がった時は、残業代がきちんと支払われなかった時です。
夜中まで仕事していたのに、労働基準法に引っかかるとかで、サービス残業として扱われ、休日出勤も当たり前でした。
夏休みは、仕事の事を忘れて、思いっきりリフレッシュしました。
また、行きたい勉強会に参加して、知識や技術を習得しました。
短期間は、上がりました。
(eri/女性/32/神奈川県横浜市/大腸外科)
モチベーションが保てない時もあると割り切る!
看護師に新卒で入社したが、先輩看護師の指導が人それぞれ異なっており、指導されたとおりのことをしても違うと指摘され、その通りにしたらまた違う看護師から注意を受けた。
このように指導を受けたと説明しても話を聞いてくれなかったので、もうこういうもんなんだと割り切った。いちいち弁解しても意味が無かったため。
モチベーションは上がらなかったが精神的に強くなった。
(ginkou/女性/27/北海道旭川市/脳神経内科)
看護師のモチベーションの上げ方についてのまとめ
看護師がモチベーションを上げる方法は大きく分けて2つあります。
1つは問題自体に向き合う方法。
例えば「いつも同じ失敗をして怒られる」「仕事内容に飽きてきた」といった悩みの場合は、「仕事への取り組み方を変える・メモをしっかりとる」「転職する」といった方法で解決できます。
しかし、「患者さんが怒りっぽい」「先輩の指導が毎回違う」など人間関係の悩みは自分だけでは解決できないことも多く、その場合はショッピングや読書などオフの時間を充実させることで解決できます。
看護師という職業は一つの小さなミスが患者さんの命にかかわることが多く常に気を張っていなければならない状態なので、ストレスが溜まることが少なくありません。
仕事で嫌なことがあった時に自分なりのストレス解消法を見つけてモチベーションを維持することが仕事を続けていくうえで大切なことではないでしょうか。
»看護師のモチベーション維持は難しい?やる気を出す方法とは?
モチベーションが下がった看護師さんがやる気を出す方法を解説。「失敗ばかりしている」「自分の意見が反映されない」などで悩んでいる方にモチベーションの上げ方を紹介。
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働き始めて3~5年の中堅看護師はモチベーションが下がりやすいもの。モチベーション低下に悩む看護師さんに向けた記事。
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中途採用の看護師の夜勤について。注意点とは?中途採用で夜勤を不安に感じている方におすすめの記事。
夜勤や度重なる残業、煩わしい人間関係から「辞めたい」と感じている看護師さんに向けた記事。意外な対処法についても紹介。
»アンガーマネジメントで怒りをコントロール!人間関係を円滑にするコツも!
職場で、学校で、家庭で、ついついイライラしてしまう。しかし怒りに任せて怒鳴ってしまっては、人間関係が壊れてしまいます。「このイライラをどうにかしたい!」という方必見!